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海外進出、海外取引を展開する場合のビジネスリスクの分類と具体例


海外進出、海外取引を展開する企業を取り巻くリスクは、(1)カントリーリスク、(2)セキュリティリスク、(3)オペレーションリスクの3つがあると言われています。 すべてのリスクをゼロにすることは不可能ですから、これらビジネスリスクを体系的に把握することから始めて、リスクを予防(危険を回避)し、準備(被害を最小化)する。 そして、緊急事態発生時には迅速に危機対応(被害の収束)し、再発防止を図りながら新たな危機への準備をする。 そのサイクルを確実に回していくこと(=リスクマネジメントの強化)が必要となります。

(1)

カントリーリスク

貿易・投資の相手国自体の信用リスク。 当該国の政治的、社会的、経済的要因から生じる構造的な変化が、自社の事業運営に影響を及ぼすリスク。 広義のカントリーリスクは(2)(3)も含む。

政治

外交関係

国境問題

対外経済関係

貿易摩擦、資源問題

対外評価

格付機関による格下げ

内政

外資接収、収用

政情

反政府暴動、革命、クーデター、内戦、戦争 ※中国反日デモ(2012年9月)

社会

治安

強盗、誘拐

環境

公害

経済

国際収支悪化

外貨不足、国外送金制限

マクロ経済

リセッション、インフレ、失業

金融

銀行取付、株式市場暴落、為替相場不安定

インフラ

輸送、電力、用水、通信等の未整備

経済法制度

会社法、競争法等の不備、不安定運用

(2)

セキュリティリスク

安全面でのリスク。 テロ、新興感染症、情報セキュリティ、自然災害など突発的に発生する可能性が高いことについて十分留意しておく必要がある。

テロ

襲撃、爆弾 ※アルジェリア・テロ事件(2013年1月)

新興感染症

SARS、鳥インフルエンザ

情報セキュリティ

不正アクセス

自然災害

地震、津波、洪水、山火事、竜巻、異常気象 ※タイの大洪水(2011年10月)

(3)

オペレーションリスク

貿易・投資事業の実際の運営上のリスク。 輸出入、投資、ライセンス契約、業務提携、調達・製造、営業・販売、宣伝・広告、経理・財務・税務、労務などあらゆる場面で発生。

貿易

輸出入規制、通関手続きの不安定運用

投資

投資規制(外資規制、用地取得制限)

製造

操業規制(操業時間、騒音規制、環境規制)、原材料・部品の現地調達、品質管理の困難さ

販売

代金回収の困難さ(与信管理)、知的財産権侵害(著作権侵害、模倣品)、製造物責任(PL)・リコール

宣伝・広告

広告規制、風評被害

労務

賃金上昇、労働争議(ストライキ、デモ)、転職・離職、人財不足

経理・財務

税務調査、資金調達、資金決裁・送金

 出所:ジェトロ世界貿易投資報告2013年版-国際ビジネスを通じて日本再興を-